いくらの家が買えるのか?
さあ、家を買う時に必要な要件はなんとなく整理できた。
いよいよ物件を探し始めようとさっそくSUUMOやathomeを見始めたのだが、
ちょっと待って。めちゃくちゃ物件あるがな。
そりゃそうだ、という話なのだがちょっと舐めてた。
そっとスマホを置いて改めて物件選びの選定基準を箇条書きで整理することにした。
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①新築or中古物件:中古物件
→もともと手に取った書籍の情報もあり、特に新築であるメリットも感じなかったので迷わず中古に。
築20年以下をボーダーとして設定
②マンションor戸建て
→ここはメンテの手間、身の丈に合った広さを考えるとマンション一択。
③駅:都心に電車で10分以内で出られる街
→今住んでいる路線の近辺が友人も多くベストなのだが、少し条件を広げてみた
④駅からの距離:7分以内できれば4分以内
→これはリセールを考えてマストの条件にした
⑤広さ:50~60㎡の1LDK~2LDK
→2021年から住宅ローン減税の床面積要件40㎡以上に緩和されたが
探し始めの当時はまだ緩和前だったので50㎡以上で考えていた。
リセールバリューで考えるともう少し大きい家を買った方がいいかもしれないが
メンテナンスの手間や価格を考えて50~60㎡で設定。
⑤その他譲れない条件:日当たりのよさ・景色の抜けの良さ
→「日当たりが良くて窓からの景色がよかったら鬱にならない」という持論があり
長く暮らす住まいを選ぶ上でここだけは妥協したくなかった。
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ここまではスルッと決まったのだが、
一番肝心な「いくらの家を買ったらいいのか」がさっぱりわからない。
年収くらいはなんとなく把握してるが、正直貯蓄額もよくわからない。
そんな人間が老後を見据えて、今いくらの家が買えるか=いくらまで借金できるか、
なんて考えられるわけがないのである。
ここでまた今までずっと逃げてきた「お金と向き合う」という新たな壁にぶち当たった。
なんか怖い、面倒くさい、気が重い。。。
そんな私がとった方法は次の記事で。
大きな買い物
大人になるために私がまず決めたこと。
それは家(マンション)を買うことだった。
私は今までに大きな買い物をしたことが無い。
最も高い買い物といえば鈴木楽器が販売しているハモンドオルガンのクローンくらいで
アッパーとローワーあわせてだいたい50万くらいのものだ。
(若気の至りで売却してしまって激しく後悔している。)
葬式までの間に想定されるライフイベントは結婚・出産くらいのものだが
残念ながら自分一人の力だけで何とかなるものではない。
そこで、自分の力だけで社会的ステイタスを身に着ける方法はないかと考えたところ、
最終的にたどり着いたのは「家を買う」ことくらいだった。
とはいえ、必要に迫られてもいないのに数千万もするマンションを買うなんて、
そんな大人がするようなこと自分にできるわけがないと思っていたので
全くもって不動産購入に関する知識が無い。もうグラウンドゼロだ。
そこで、まずはネットでそれっぽい本を調べて簡単に読めそうな書籍を何冊か購入してみた。
まずはコチラの本。
無責任でもいいから誰かに背中を押してほしかった当時の自分にはピッタリの本だった。
面倒くさいことから逃げ回って生きてきた私は「でも・だって」が口癖なのだが
その否定を悉く潰してくれる構成になっており、
読み終わったころにはだいぶ「買わない理由」が減ったように思う。
これもマンション購入を検討し始めたころに読んだ本。
予算的に60平米もの広さのマンションは変えなかったのだが
超基本的な「損しないマンション=資産価値のあるマンションとはなにか」がわかる。
後はネットでマンション購入のブログ記事なんかを読み漁り、
面倒くさがりの自分が重い腰を上げてくれるように、自分で自分のテンションを必死で上げる日々がしばらく続いた。
そろそろ大人になろうじゃないか
年齢は40歳である。
もうすぐ一つ年を取る。
性別は女である。
そして、独身である。
いきなり感じが悪いが、今まで結婚をしようと思えばできたと思う。
私の本性を知ってか知らぬか、求婚してくだすった男性も数名いたのだが、本当におこがましい話、自分からお断りしてきた。
なぜ私が結婚を避けてきたかというと、とどのつまり、
面倒くせぇ
ただそれだけだった。
わかる、わかっているのだ。
結婚することで得られる社会的な地位、もちろん税制上の優遇などの経済的メリットがあることも知っている。
ただ、両家親族との挨拶、同僚・上司への報告、結婚式、苗字を変えるだなんだの事務手続き。。。。
あー、面倒くせぇ
結婚を想像して2分後には「ないないないないない」と身震いし、
「今まで大変お世話になりました。ありがとうございました。」と感謝の意を伝えてお別れをしていた。
極度の自意識過剰と自堕落な性格のおかげで、
大学を卒業し就職して依頼、何一つ「ライフイベント」がないまま40歳を迎えた。
そして今思う。
あ、私、大人になり損ねた。。。
中学生から全く変わらない思春期メンタル&コミュ力不足と
チュートリアル・徳井氏の税金未納のニュースに激しく共感し落涙するほどの極度の面倒くさがり屋の私は
そこそこの給料をもらっていることに胡坐をかいて社会的『大人』になることを拒否し続けてしまっていた。
ただ、非常に幸いなことに私は40歳にしてそんな自分が「このままだとやべーやつ」になることに気付けた。
このブログは、そんな私が急速に周回遅れで大人の階段を上り始める日常の記録になる予定である。